防塵・防水・頑丈を備えた
デジタル簡易無線機「GDR4200」を試してみた
-カヤック編-

写真・記事提供:実業之日本社

電波が届きにくい場所、複数人の仲間との連絡手段、そして緊急時など、トランシーバーはあらゆる場面で活躍できる便利グッズ。
なかでも、今回ご紹介するモトローラのデジタル簡易無線機「GDR4200」は、プロフェッショナルが使う本格的な簡易無線機の新モデルだ。
プロ仕様とはいえ、どのくらい性能が高いのか?

GARVYレポーターがカヤックに乗って、実際にこの「GDR4200」を使って試してみた。





▼「GDR4200」のサイズは、大人の手のひらに収まるコンパクト設計で、厚さ29.2mm、重さ185gと子どもでも扱える大きさだ。





▼本体の後ろにはベルトクリップが付属。ライフジャケットのベルトに簡単に取り付けられ、連絡時もすぐに取り外して通話ができる。



▼受信中でも音量をすぐに切れるワンタッチミュートは上部に設置。いちいちボリュームを上げ下げする必要がなくなるのがうれしい。



▼電波出力は2.5Wと高い数値を備えているので、遠くへ離れた仲間と問題なく通話できる。出力段階は2.5Wのほかに2Wと1Wがあり、1Wに設定すると通話距離が短くなる分、電池の持ちが長くなる。



▼この「GDR4200」と他のトランシーバーとの大きな違いは、「オートチャンネルモード」を搭載しているところ。これは、使いたいチャンネルが使用中のとき、空きチャンネルをトランシーバーが自ら見つけて自動で切り替えてくれるというもの。混信を避けることができ、都度チャンネルを手動で切り替える手間が省ける優れた機能だ。特に、多くの人数でトランシーバーを使うときに重宝する。



カヤックツーリングを楽しむために訪れたのは、千葉県にある人気のキャンプ場「オートキャンプ・フルーツ村」(http://fruitsvillage.com/)
早速、トランシーバーを携えて、カヤックに乗って下流へレッツゴー!!







静かな川をカヤックでのんびり進む。
この日は荒れた天候の翌日だったのか、あちこちに大きな流木が流れている。
当たらないように進まなくてはならず、ちょっとしたアドベンチャー気分をの楽しめた。
自分のペースで周りの景色を眺めながらのクルージングだ。



途中で川が塞がれている!
先に進んでしまった仲間に、問題がないかどうか連絡をしてみた。
高い電波出力に加え、500mWの大音量スピーカーも搭載しているので、仲間が見えない場所からもリアルタイムで難なく話すことができた。



また、ノイズキャンセリング機能も搭載しているので、周囲の雑音を低減して明確な声でやり取りできる。
「流木が積み上がっている奥側はどうなっていますか? どうぞ!」
「奥は問題なので、左側を迂回してゆっくり進んでください、どうぞ!」
。。。といった感じだ。



流木の堰を越えて無事に仲間と合流。
トランシーバーがあるからこそ、安心してカヤックツーリングを楽しむことができる。
流木の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができた。



▼カヤックに乗っていて、どうしても心配することといえば水没。「GDR4200」は、風雨時の使用を想定し、真水/静水に水深1mの位置に浸けても問題なく使えるようになっている。なんと、30分間浸けても問題ないとか!



▼強靭なボディも見逃せない。過酷な状態で5年間使用し続け、モトローラ独自の信頼性テスト「ALT」をクリア。うっかり地面に落としても、問題なく使えるので安心だ。



かなりの距離、自由気ままにカヤックツーリングを満喫!
スマートフォンの普及で、トランシーバーをする人が減ってきている。
だが、電波がなくて使えない!とか、水没するのが怖くて使いづらい……と考えている人も多いのでは?
そんな人には、この「GDR4200」を使えば心配ご無用!
免許は不要、簡単な書類申請で使うことができる。
これからの暑い時期に、ぜひこれを使ってカヤックを楽しんでみてはいかが?


デジタル簡易無線機「GDR4200」

メーカー希望小売価格 3万9800円+税

【GDR4200/主な定格】
周波数範囲:351MHz帯
送信出力:2.5W/2W/1W
スピーカー出力:500mW以上 (8Ω負荷 10%歪率時)
電源電圧:リチウムイオン電池
使用温度範囲:-20℃〜+60℃
防塵/防水準拠規格:IP6X/IPX7
寸法(突起物を除く):W54.0×H88.0o×D29.2o
重量:約185g (リチウムイオン電池装着時)

【問】テック21
TEL.0800-888-4912(フリーコール)
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